【北西酒造】明治27年創業の蔵元直送　公式オンラインショップ

無濾過生原酒とは

居酒屋の日本酒メニューや小売店のプライスカードに並ぶ聞きなれないワード「無濾過生原酒（むろかなまげんしゅ）」。
とにかくこれが好き、という方もいれば、聞いたことはあるけれど意味はよく分からない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この「無濾過生原酒」は「純米大吟醸」や「本醸造」のような特定名称（※特定名称についてはこちらをご覧ください）とは別のカテゴライズで、日本酒の製造工程に関連して名付けられています。

多くの日本酒は、日本酒のもととなる醪（もろみ）を搾ったあと、濾過や火入れ殺菌を行い、最後に加水をしてアルコール度数の調整を行います。
「無濾過生原酒」は濾過をせず、火入れ殺菌をせず生のまま、そして加水もせず原酒のまま、であるお酒という意味です。要するに搾ってそのまま、すっぴんのお酒ということですね。

濾過の工程を経ることで味わいや色味がクリアな日本酒になるので、無濾過のお酒はうっすらとにごり成分が残った状態になります。その為お米の甘味や旨味をより強く感じることができます。
また火入れを行わないため、火入れをしたお酒には無い、フレッシュ感を楽しむことができます。

加水をしないため、アルコール度数は標準の15度より高い傾向にあります。しっかりとしたアルコール感がお好みの方には、堪らないお酒です。またオンザロックで飲むなど自分好みの飲み方を試してみるのも一案です。

このような特徴がある反面、火入れ殺菌をしない為「無濾過生原酒」は温度変化等に影響されやすくなってしまいます。
本来の味を損なわない為には、取扱いに注意が必要です。
北西酒造では常に冷蔵庫で保管して頂き、できるだけ早く飲み切ってしまうようお勧めしています。

北西酒造の無濾過生原酒は「純米大吟醸無濾過生原酒AGEO」や冬季限定の「限定醸造　純米吟醸うすにごり」。
オンラインショップでご注文頂きますと、繊細なお酒の味わいを損ねないためにも、クール冷蔵便にて配送致します。